悪魔の囁き・改造編

悪魔の囁きに従い、ジギングリール・ソルティガZをキャスティングに耐え得るべく改造する。
ソルティガZのスペックはダイワ精工のサイトをご覧頂きたいが、ライギャーには充分すぎるスペックだ。PE10号で100m、12号なら80m巻ける。MAXドラグに至ってはなんと10kgだ。コンクエストもブラックシープも裸足で逃げ出しそうなこの余裕のドラグ値、もう最高!
ライギャーリールより若干重いのが難点だが、この程度なら問題なしだよね。

キャスティング用であれば、遠心かマグブレーキは必趨だ。ところで、胴付リールだったスーパー胴付ST-25をマグブレーキ化したが、あの場合はベースになるPT33というリールが存在したので難易度は低かった。だが今回のソルティガはそのようなベースモデルがない。かなりの難易度が予想される。で、とりあえず右カバーを開けてみた。

天佑とはこのことか。いや、悪魔は見放さなかった。スプール外周部に相当する部分にリムがついているではないか。本来はフレームに嵌り込む部分なのだが、このリムは遠心ブレーキのリムに流用できそうである。ベアリングを受けるボスの部分にも、意味ありげな溝が加工されている。もしかするとマグネットのホルダーの止メ輪用?と勘繰りたくなる。

右カバー
カバーを裏から見る

こうなると話は早い。スプールに遠心ブレーキ用のホルダーを取り付けさえすれば基本的には完成だ。なんだかあっけない結末で拍子抜けしてしまった。

改造スプール
遠心ブレーキ仕様スプール

注意する点は、右カバーのベアリングとボスに当たらないようにクリアランスを計算することぐらいか。材質はとりあえずアルミで作ってみた。これが計算違いだった事が後で判明するのだが。ブレーキブロックを支持するシャフトはステンレス線だ。これらをエポキシ系接着剤でスプールに接着すれば完成。ブレーキブロックはBG7001HSのを流用した。

あと気になるのは、ギヤ側スプールベアリングのパッキン(オイルシール)だが、これがスプールシャフトに接触するようになっているので、シールのリップをカットしてシャフトに当たらないようにした。こうするとソルティガ自慢の防水性能は全く用を為さなくなるが、そんなことは言ってられない。全てはライギョの為にある。

オイルシール
カットしたオイルシール

ベアリングは今のベイトリ−ルに使われているグリスレスに交換するといい感じになるとは思うが、今回はそこまで手が回らず。ちなみに投げる時にハンドルが重く、クラッチが返ってしまうことが予想されたのでマニュアルリターンにした。手でクラッチを返すのだ。慣れないとハンドルを回してしまいそうだね。

最終形態はこんな感じだ。

完成

これで組む前にブレーキブロックとリムには軽く注油しておく。水分が回ったときのブレーキ性能の変化をあらかじめ避ける為だ。
あとは糸を巻いてブン投げるだけ。やさしい悪魔が微笑んでいるようだ。

次回、決死の大遠投・試し投げ編に続く(2006/1/17更新)

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