ノミネート以降に'81・5001CをカムルチィチューンStage-2にアップデートしたので、PE8号クラスに'80・5001Cを追加、 '81・5001CはPE10号クラスに変更した。

意外と簡単に片付くのかと思って試したのだが、予想以上に時間がかかった。14時頃に始めたのだが、実験終了は17時30分頃、同じ場所で3時間半延々とフルキャストし続けていたわけで、最後の方は疲労困憊状態だった。したがって飛距離も低下している傾向にあることを付け加えておく。さすがにその後に天雷ロッドを振る気になれず断念(スピンストームのテストもしたかったし)、別途イコールコンディションで試したい。あと、飛距離の判定だが、放物線により発生する糸フケを巻き取った状態を色分けラインで読み取った。その中で何回か投げた最長到達距離を採用するのではなく、だいたいの平均値を飛距離として判定した。足場は水面より80cmほど高い目で、極端な投げ下ろしではない。

結果発表の前に、各リールで飛距離に関わる改造点を列挙する。

それでは、注目の飛距離実験の結果発表!
ブレーキセッティングとコメントも記載しておく。

アンタレス5

クロークJr・・・55m(透明1コ)
ゾウさん大・・・65m+(透明1コ)

さすがに遠投性能はすばらしいものがある。放物線ながら70m以上糸が出たのはアンタレスのみ。文句なしにチャンピオン!それでもラインキャパがないのでクロークJrの飛距離から考えると少ない目。

CV-Z253L

ノーマルスプール
クロークJr・・・50m(EAS7)
ゾウさん大・・・60m(EAS6)

深溝250Fスプール
クロークJr・・・40m(EAS6)
ゾウサン大・・・55m(EAS5)

レベルワインドを外して実験したが意外と伸びない。本来ならもう少し飛んでもいいはずだが・・・

 

スーパー胴付ST-25改

クロークJr・・・45m(マグ10)
ゾウさん大・・・55m(マグ10)

超TYPE-R仕様インダクトローターは肉厚が薄すぎて電磁誘導による制動力が足らなかった。それでもCV-Z並だから、この手のリールにしたら飛ぶのかも知れない。厚肉ローターを使おう。

'80・5001C

クロークJr・・・45m(大1コ)
ゾウさん大・・・55m(大1コ)

初めて使う'80・5001C、中ブレーキにすればゾウさんだと60m程度か?

'86・5001C

ゾウさん大・・・60m(大1コ)

コイツも中古なのでブレーキブロックが大しかなく、クロークJrは断念、'80より飛ぶのはB-Trapの効果か?

 

'81・5001C

クロークJr・・・42m(大1コ・中1コ)
ゾウさん大・・・60m(中1コ・小1コ)

クロークJrはスプール慣性重量のせいであまり飛ばなさそうだが、ゾウさんはワイドスプール=スプール回転速度変動が少ないという感じでノーマルの5001Cよりも好印象。

CABOPT31

クロークJr・・・42m(2コ)
ゾウさん大・・・60m(1コ)

'81・5001Cと変わらず、フィーリング的にもあまり変化無し。

CTE401

クロークJr・・・42m(ピンク3コ)
ゾウさん大・・・58m(ピンク2コ)

クロークJrでの飛距離は同じにしたがフィーリングはこちらの方がいい感じ。ゾウさんはあまりいい印象がない。でも、一番安定している様に感じた。

UC6501CHWP

クロークJr・・・40m(白3コ)
ゾウさん大・・・60m(白2コ)

ベアリングが死んでいるので、もう少し飛ぶような気がする。あと、安定性は一番悪かった。遠心ブレーキに水が回りやすい?

 

総評

実釣ではブレーキ強めのフルキャストよりも、ブレーキ弱め&サミングで軽く投げた方が、疲れなくていいことも付け加えておく。コントロールも重要だからね。実用飛距離は-5mと見た方がいいだろう。3時間半連続フルキャストなんか真夏やったら死んでまうって・・・(2006/4/22実験&4/23更新)

ベアリング編なんてのを実験してみた!

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