「ZZZ・・・」

「・・・」

「ZZZ・・・」

「・・・」

「ZZZ、うーん・・・」

「・・・」

「あっ・・・、ウチ、寝てた?」

「うんっ・・・、Gamくん、疲れてるみたいだねっ・・・」

「・・・」

「お仕事、忙しいんだよねっ」

「そうやなぁ・・・」

「お休みもなかったんだもんねっ」

「お彼岸の頃って世間は3連休とか言うてたけど、ずーっと仕事、正確にはその前の日曜日から仕事しっぱなしやったからなぁ・・・」

「なんか、みんな仕事がない、とか言ってるのに・・・」

「ウチは製造業と違うからな、たぶんやけど、来週の土日も仕事になると思う」

「じゃぁ、また、ダメなんだっ・・・」

「ごめん・・・」

「ううん、それはいいんだけど、なんか、Gamくん見てると、すっごく大変そうだから・・・」

「仕事があるだけマシやんけ、って話しになると思うけど、休みが全然ないのもちょっと違うと思う」

「うんっ、それにしても何か不思議だよねっ、忙しいのって・・・」

「仕事は忙しいんかも知れんけど、ボーナスないねんぞ、そのあたりは世間と変わらんと思うけどなぁ・・・」

「あっ、Gamくんの会社って、3月末にもボーナスが出るんだったねっ」

「ウチのところは年3回、6月、12月が定期賞与で、3月末に業績賞与が出るねんけど、去年は壊滅的業績やったからあかんのやな」

「そうなんだっ・・・」

「ウチはええけど、ボーナスをアテにしてる先輩諸氏は大変やと思う」

「・・・ローンとかだよねっ」

「うん、ウチは無借金経営やし、今のところ金銭的余裕はあるけど、フツーはそうじゃないもんなぁ・・・」

「・・・」

「せやからしばらくは衝動買いとか海外直輸入も差し控えんとあかんのやな、つまらん話しやけど」

「じゃぁ、ストレス解消、ってワケにはいかないんだねっ、Gamくんってお買い物でストレス解消する、みたいなところがあるじゃんっ」

「そうやねん・・・」

「それでねっ、そろそろ、ライギョ釣りのシーズンなんでしょっ?」

「早いところはそうやな」

「じゃぁ、このあたりって?」

「大阪で3月頃から釣れる池は知ってるけど、このへんって場所知らんから・・・」

「結局、竿も作ってないみたいなんだけど・・・」

「多忙につき停止中、しばらく手ェ出せんと思う」

「ふ〜んっ・・・」

「あのな、めんどくさいからやってないのと違うぞ」

「えっ、そうじゃなかったのっ?」

「いや・・・、一応、『4ピースカムルチィ』の材料は仕入れた、ブランクやらカーボンソリッドの丸棒とか」

「再開するまで、結構、かかりそうなのっ?」

「たぶん・・・、なんか、釣りにも行けん気がするわ・・・」

「・・・」

「まぁええ、暗くなるからつまらんネタはやめとく、『・・・』ばっかりやもん」

「うんっ、そうだよねっ、・・・じゃぁ、今月号は何するのっ」

「やってる時間ないから終わりにする、来月号延ばしにしよか」

「そうなんだっ、・・・ねぇ、Gamくん」

「なに?」

「・・・お仕事、大変だと思うけど、頑張ってねっ」

「・・・ミキ、ありがとうな」

「Gamくん、ちょっと、変だねっ・・・」

(2009/3/31発行)

もどる