カバーでのカムルチィ狙いって普通の釣りじゃないから、ライギャーリールに必要なドラグ特性も普通とはちょっと変わっていると思う。最も大事なのはMAXドラグ値だろう。糸を出してやりとりするのではなく、カバーから強引にブチ抜く必要があるから。だから、一般的なリールで求められるであろう滑り出しの滑らかさや、変動が少ないこと自体は全く重要ではない。極端な話がリールが壊れない限りはほぼフルロック状態で問題ないだろう。というわけで、破壊覚悟でフルロック状態でのドラグテストを実施する。

エントリーリール
飛ばせ、鉄拳よりも少ないのは、旧ABUを壊すのイヤだったから

エントリーさせるリールは画像の通りだが、とりあえず紹介しておく。あと、巻いている糸とドラグ周りの改造状態も。

ドラグテンションの測定にはボウズのドラグチェッカーを使う。もちろん15kg用だ。

ドラグチェッカー
ボウズって名前、なんかイヤやねぇ

やり方としては、思いっきりドラグノブを締めこんでチェッカーに掛けてテンションを測定する。今回は竿には取り付けずにリール単体で測定している。あともう一つは、ラインキャパいっぱい巻き込んだ状態での測定と、糸を30m出した状態でも測定した。いっぱい巻いた時と、糸をある程度出した状態ではドラグテンションも変わってくるのだ。糸を出すとそれだけスプールの有効直径も小さくなり、ドラグの締め具合が同じならより大きいテンションを掛ける必要がある。30mにしたのはライギョを釣っている人ならだいたいわかると思う。実戦的にはこんな距離でのアタックが多くなるんじゃないかな?50〜60mで魚を掛けることなんか殆どないからね。ライギャーとは関係ないが、ソルトでドラグチェッカーを使っている人で細かいことを気にするのなら、糸の出具合にも注意した方が良いだろう。

ドラグチェッカーの使い方は下の画像の通りだ。

テスト中
3つあるピンに糸を通してゆっくりとテンションを掛けていく
右手で握っているのは第一精工のキッターという根掛かり切断用のゴムリング
このキッターにPEラインを巻き付けて引っ張るのだ

それじゃあ、結果発表だ
ほとんどが新品のリールじゃないのでワッシャがへたっていることも想定されるのだが、さて、どうだろうか?

リール 0m 30m
アンタレス5 7kg 8kg
CV-Z253L 5.5kg 6.5kg
スーパー胴付ST-25早技改 15kg 測定不能
ソルティガ-Z30L 12kg 15kg
'86・5001C 12kg 測定不能
'81・5001C改 破壊・・・ 破壊・・・
6501C HWP 測定不能 測定不能
CABO PT31 10.5kg 測定不能
CTE401 12kg 測定不能

意外とテンションが掛けられる結果になっている。まぁ、この数字はあくまで参考だ。ここでの測定不能というのは15kgを振り切ったという意味。破壊・・・というのは、もちろんブッ壊れた!

気付点を列挙するよ

破壊
破壊したハネクラのハイギヤ
今度は構造的に見直す予定だ

総評なのだが、そんなモノはどうだっていいと思った。この結果から新しいことは何も見えてこなかったから。

あんまりテンションを掛けると壊れますよ、特にオールドABU!(2006/7/2更新)


'81・5001C改の破壊したピニオンギヤなのだが、ハネクラに注文したのが届いたので早速再テストしてみた。

ピニオンギヤ
左が破壊したピニオン、右が新品だ

画像を見れば明らかだが、破壊した部分の補強としてリングが追加されている。実はハネクラのHPには補強リング付きの状態で画像がアップされていた。前回の注文の際にはその辺はよく確認しておらず、今回再手配しようとして思いっきり「あぁぁぁ〜っ!!」と叫んでしまった次第だ。リングを見れば何の目的なのかは一目瞭然だったからね。もし、リングがなければ旋盤で削ろうと思っていた。なので、正直言うとちょっとご機嫌斜めなのだ。これだから社外のアフターパーツって・・・

リール 0m 30m
'81・5001C改 12kg 測定不能

改めての気付点

結論だが、

モノフィラので実験は気が向けば実施します。でも、30ポンドとか太い糸じゃないと無理かな?(2006/7/9追加)

次は必殺パワー特別編だ!(2007/1/24追加)

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