悪魔復活・ソルティガZ編

ボールベアリングのデータ取りを兼ね、5001C改で飛距離実験を実施した。早速、結果を悪魔のヘビーカバーリール・ソルティガZに反映させよう。

現状の問題点として、真っ先に解決しないといけないのが遠心ブレーキのホルダー。だが、今回は手っ取り早くいくぞ。ちょっと重そうだけど、初代遠心スプールで使っていたホルダーをそのまま流用だ。 エポキシ系接着剤で固定しているので、基本的には熱を加えてやると外れる。あまり調子に乗って長時間にわたって高温を加えると取り返しのつかないことになるので注意しようね。ライギャーなら、カエルチューンで使うロウ付け用のハンドトーチがあると思うから、さらっと加熱してやれば後はマイナスドライバーでこじれば外れるだろう。

初代ホルダーと軽量スプール
初代遠心ホルダーと穴あけスプール

ホルダーが外せれば後は簡単、今までと同様に硬化時間の遅いエポキシ系接着剤で接着すればOKだ。別にこんな事は特記すべき事項ではないだろう。

それより、ピンが外れた影響でブレーキリムに若干キズが入っているので、磨いておかなければいけなかった。まぁ、キズの場所とブレーキブロックの軌道が全然違う位置なので、いいっちゃあ別にいいのだが・・・

キズ
画像の部分以外にも何箇所かキズが入っていた
リム下側のアタリがついているのがブレーキブロックの軌道だ

リムのせこいキズ落としと、スプールの接着が完了したら組めばいい。ただ、ベアリング実験の結果を反映したいのでボールベアリングは交換してしまおう。そんなにコダワリのない時は、普通のグリスレスベアリングにするのがいいだろう。しかし、ソルティガZの場合だと、ベアリングのサイズが普通のベイトリールと大きく異なるので流用が効かないのかな?使えるグリスレスベアリングがあるのか調べる気にならなかったので、値段には目をつむって高級ベアリングA-RB&CRBBを使うことにした。スプール軸でのボールベアリング使用箇所は3箇所あるので、1コ1200円だから都合3600円&消費税だ。やはり高いと思う。MAXパフォーマンスが必要ないのなら、今後はこの手のベアリングは極力避けたいね。でも、サイズがなければ高級ベアリングを使わざるを得ないのがちょっと。現行ABUに至ってはA-RB&CRBBさえ不可能だ。サイズがない。ということはZPI"か・・・

A-RBその1 A-RBその2 CRBB
スプール軸のベアリングはA-RB&CRBBに交換してやろうね

A-RBやCRBBに交換する際は、もちろんのことベアリングには注油してあげよう。油については、管理人は今のところシマノ純正、通称「バンタムオイル」を使っている。皆さんご存じ、水色キャップのヤツだ。ダイワ純正チューブオイルなら 50円(2006/8/6訂正・80円で売ってましたね、ごめんなさい)と激安&ロングセラーなのでこっちでもいいかも(いいのか?)。バンタムオイルは300円するのと、使っているうちにキャップが割れてくるから。巷ではSpinやF-0なんて高級オイルもある様だが、ワケわからないというか、本当によくわからないので恥ずかしながら使ったことがない。何かクルマの雑誌でよく見かける、エンジンオイルやガソリンの添加剤を連想させてしまう。一応そういった添加剤だと、燃費が何リッター向上したとか詳細な?数値まで記載されているが、Spinとかって本当に効果があるんでしょうかねぇ?

メカニカルブレーキのベアリングのみCRBBなのだが、ここのサイズはA-RBが存在しなかったのと、スーパー胴付と同じサイズでオイル仕様CRBB化の実績が既にあるからなのだ。いろいろと改造していたらそういったデータも蓄積されるので、何はともあれ、まずはやってみることかな。ちなみにここは分解しないとベアリングが交換できない。

あとはいつも通り、ブレーキブロックを取り付けて組み立てれば完成だ。外観的には前と変わらないので画像はいいだろう。

ちょっと心配な重さなのだが、

1gほど重くなっている。11gのスプールが12gになったのとは意味合いが全然違うので、これくらいなら許容範囲だろう。あと、手で空回しさせた感じなのだが、回転そのものが良くなっている様には感じる。慣性で長い時間回っているのかな?いや、A-RB&CRBBの効果だと素直に思いたい。まぁ、投げればどうなのかはすぐにわかることだからね。

さぁ、今度こそ、悪魔の本領を発揮してみろ!(2006/7/26更新)

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