個人が買うモノとしては、家の次ぐらいに高い、と思えるフシのあるクルマ、我が大日本帝国の基幹産業だから、その想いは個人に留まらず世相を映す鏡であったり、 国際戦略的な意味合いだってあるだろう。マジで特定外来生物騒ぎどころの問題じゃぁないのだ。さて、今回のお題は、今や絶滅寸前のスポーツカーについてだ。もう一度だけでいいから、スポーツカーに乗りたいねんけどなぁ・・・

この2007年に、免許を取得したての若い子達が乗りたいクルマってどんなのだろうか。やっぱワゴン系やRVなのかな?と思ったりする。管理人の時代だと、文句なしにスポーツタイプのクルマだった。当時はナンパのクルマとしてソアラやプレリュードといったスペシャリティカーや、速く走りたい子はシルビアK's、R32スカイラインやらパルサーGTI-R、セリカGT-FOURにRX-7、中古でもAE86&TE71のレビン・トレノやKP61スターレット、A175AランサーEXなどなど、それはもう天国って時代だったからね。それを思えば今の新車ラインナップって本当に寂しくなったものだと思う。なので、国内自動車メーカーのサイトから現存するスポーツタイプのクルマをピックアップしてみよう。

まずは2枚ドアのクルマから・・・

RX-8は微妙だが、寂しいからこっちにしておく。どうだろうか?ムリヤリ数えて7車種しかない。それもクソ高いクルマがほとんどだね。どないせぇっちゅうねん・・・

あまりにもアホくさいから、スポーツ心をくすぐるクルマや速そうなセダンも追加しよう・・・

選択は管理人の独断だから適当だ。ここには次期ランエボなんてのも含まれるだろうね。なので、上の2枚ドアには次期GT-Rも含んでいい?

あと、重要なのがマニュアルミッションの存在かな。管理人が「永遠の左ハンドルベイト使い」なのはしつこいくらいに述べている。が、実は「永遠のマニュアルミッション乗り」でもあるのだ。いや、そればかりか「永遠のストレートケータイ使い」でもあったりする。本当にしつこいのだが、ここで言う「永遠の・・・」とは「意地でも死んででも」、いや「世界中を敵に回してでも」という気概だったりする。さて、そのマニュアルミッションだが、これもなくなりつつある、いや、原動機が内燃機関じゃなくて電気になったあかつきには完全にその姿を消し去ってしまうだろう。電気で無段変速すればいいだけだからね。あと、マニュアルミッションで語られる「スポーツ性」なのだが、純粋に速く走らせるのであれば古典的な3ペダルにコダワる必要はない、操る楽しみも必要がないだろう。逆説めくが、本当に速く走らせる必要がないからマニュアルミッション、だと思っている。オートマチックのスポーツセダンとマニュアルミッションの軽トラなら、管理人は軽トラを選択するだろう。今の会社のクルマがオートマチック車なので余計にそう思ってしまう。別に見栄はらんでも軽トラでええのになぁ・・・

次に管理人のクルマ遍歴を振り返ってみよう。

  1. 三菱・ランサーEX・・・俗に言う「ランタボ」、残念ながらインタークーラーなし、コイツが初めてのクルマだ。
  2. 日産・マーチR・・・俗に言う「ラリー車」、半年でブッ壊す。遍歴では一番速いクルマだろう。
  3. スズキ・カプチーノ・・・俗に言う「軽オープン」、一番面白かったクルマだね。
  4. 三菱・ミニキャブ・・・俗に言う「軽ハコ」その1、4速マニュアル&550ccで最高速度95km/h・・・
  5. スズキ・エブリィ・・・俗に言う「軽ハコ」その2、660ccターボ&リアエンジン・リアドライブで結構曲がってくれたぞ。
  6. 三菱・リベロ・・・俗に言う「ライトバン」、人はワゴンとも言うが、管理人はライトバン扱い。特記事項なし。
  7. ダイハツ・アトレー7・・・これは俗に何も言わない。軽ハコの排気量&車体拡大版。

こうして見ると、傾向的に軽量コンパクトなクルマを乗り続けている。いまだに車庫入れ等運転がヘタクソなので、取り回し重視で軽量コンパクトなクルマを選んでいるのだ。一番速かったのが930ccしかないマーチRだし、最大でも1800ccのランサー系だからね。駆動形式について述べると、これも少なくなってきている、後輪駆動車にコダワるクルマ好きのヒトっていると思う。管理人の遍歴から見るに、結構な頻度で後輪駆動車に乗っている。軽ハコ系はすべて後輪駆動だし、前輪駆動車はマーチRとリベロのみだ。ただ、管理人には後輪駆動といったコダワリはなく、マニュアルミッションだけで上等、って感じだね。

さて、ここまでさんざん能書きをたれてきたが、なぜ、今更そんなクルマに乗ろうとする?だいたいそんなクルマって不便に決まってるのだが、やはりこれも引っ越ししたことが大いに関わってくる。今の状況だと家族を顧みる、ってことがあり得んのが大きい理由だね。あとは、絶滅寸前のスポーツカーにもう一度だけ乗ってみたかった。ライギョ釣りを考慮すれば、ハイエースやらランドクルーザーあたりってのが選択肢としては妥当かも知れない。が、そんなクルマはいつだって乗れるだろう。それよりも、今を逃すともう機会がない、そんな切迫した想いが管理人のアタマの中を支配しているのだ。それこそライギョ釣り以上に終わることが確定的だから。でも、時代遅れも確定的だね。

そんなこんなでライギョ釣りには不適合なクルマに乗ろうとしているのだが、ここはファイナルダムン、ライギョ釣りがメインテーマのサイトだ。そんなクルマで想定される不便さについて考察してみよう。

  1. 竿が積めない
  2. 最低地上高が低い
  3. 悪路に弱い

1.は考えなくてもすぐにわかる。釣りをしないヒトにもいっぱい言われたから。確かに完全1ピースやバットジョイントの竿は搭載しづらいし、長さ制限ってのもフツーのクルマより短くなるだろう。だが、管理人はロッドビルダーだ。センターカット完全2ピースのライギョ竿を作成した実績もあるし、それ以外だってネタは色々と考えているのだ。なので、これはどうにかなる、との見込みだ。

2.と3.は相互に関連してくるのだが、スポーツタイプのクルマって車高が低いのが当たり前で、それを更に低くしたりするのだから、日常生活においても差し障りが出てくると思う。段差を超える時やクルマ止めに当てないように気をつけたりと。さて、これはどうしよう?車高を下げるのは簡単なのだが、逆は誰もやらないから部品すら存在しない。やはり、管理人独自の発想による「カムルチィチューン」を施すしかないのだろうね・・・

まぁ、結局はどうにでもなるだろうし、どうにかするっていう、いつもの結論だ。なので、しばらくはスポーツカーに乗ろう!

この世で生きているといろんな制約があって息苦しくなってくるのだが、できるだけそんな制約から解放され、自分の思い通りに生きていたい、やりたいことをやりたい、そんな想いが今の管理人を支えていると言っていいだろう。また、それが実行できるのが管理人のいいところなのだが、普通はそんなことできやしないよね。守るべき家族がいるから。でも管理人は家族に囲まれる幸せを放棄している。どっちがいいの?人生というスパンで見れば管理人は敗残者かな。でも、ええねんって。「勝ち組」とか「負け組」とか言うなって。ウチは「負け組」確定やけど大いなる自由がある、「勝ち組」の連中にできんコトができるからね。

さぁ、続きはあるのかな〜?(2007/4/7更新)

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