21世紀のコミュニケーションツールとして欠かすことのできない携帯電話、今や小学生でも所持している時代。メールやインターネット、カメラや音楽プレイヤー、果てはテレビまで最新型ケータイは恐るべき多機能を誇っている。ケータイさえあれば他は何もいらないのではないか?それ故月々の通話料金、というか通信料金といった表現の方が正しいと思うが、これについても莫大なコストを掛けている方も多いことだろう。ここで声を大にして、「ケータイの本分は音声通話にあり!」と言ったところで時代錯誤のアナクロニズムの謗りは免れないであろう。

管理人ももちろん携帯電話は所持している。会社支給の携帯電話と私物の携帯電話だ。会社ケータイは夜中の3時にでも召集がかかってくる恐るべきシロモノで、幾度となく「投げ捨てたろか!」と思った。悪魔からの召集令状なのかもしれない。

左ハンドルベイトやロッドビルドといった反主流を好む管理人は、ケータイにおいても反主流を貫いている。それは何かというと「ストレート・ケータイ」だ。とにかく折り畳むのがすごくいやなのである。大画面を誇示する折り畳みケータイに比べると「ストレートって画面小さいやん」ということで廃れてしまったのだが、こと、操作性に関しては良いことは紛れもない。最近は大画面ストレート?のFOMA・M1000なんてのもあるしね。

ケータイ・キャリアは今のところNTTDocomoだ。あまりにもオーソドックスすぎる選択で面白くも何ともない。だが、これには沖縄遠征が大いに関わってくる。沖縄遠征が恒久化する以前は、DDIのPHS(現ウィルコム)を愛用していた。管理人の行動範囲では圏外になることもなく、維持費も安くつくし、通話品質もなかなかのものでハッキリ言ってケータイにする必然性がなかった。だが、沖縄ではそうもいかず会社ケータイを私用で使っていたのだが、私用通話は義理に反する行為なので自前ケータイの必要性を感じ、AUの折り畳みケータイを南大東島に持って行った。しかし大東島はAU圏外!DocomoのMOVAしか使えなかったのである。仕方なく会社ケータイをそのまま使い、次の遠征前にDocomoのケータイに変更した次第。FOMA契約+デュアルモード契約でMOVA運用というのが今のスタイルだ。反主流とはいえ、全く使えないのでは意味がないからね。

以下にその麗しきストレート・ケータイを紹介する。

P821i

SuperDoccimo P821i
悪魔からの召集令状が掛かってくるケータイ。今時珍しいモノクロ液晶だが、コイツのimodeでサイトをガンガン見るわけで無し、メールさえ送受信できれば仕事では充分に使える。ガワは3代目、中身の基板は2代目。初代は西表島で水没して死亡。ガワと電池はあまりにもボロボロになったので先輩からもらった。一度機種変更の危機があり、無理やり折り畳みケータイに変えられそうになったが、上司に「ウチは折り畳みは絶対使わん!」と宣言して逃れる。言いだしたら聞きゃしない。ちなみに基板はこの時代ですでにNEC製。だから操作性はNのケータイだ。あまり好きではない。ドッチーモなのだが、今はPHSの契約はなく、MOVAとしての運用のみ。

T2101V

FOMA T2101V
つい最近までFOMAで唯一の完全ストレートケータイだった。電池のもちが極端に悪く、予備電池がなければ運用不可能。初代CDMA Oneのデュアルモード機(CDMA+アナログ)と変わらない、といってもわからないことだろう。何もしなくても、夜間は電源をOFFにしても2日でダメになってしまう。だが、それを補ってあまりあるのがその操作性。クセはあるのだが、慣れればメチャクチャ使いやすい。カメラの起動は上にあるカメラユニットを回すだけでとにかく早い。中にリレーを仕込んで無音シャッター計画もあったのだが、日本橋には3.6V駆動の超小型リレーが売っていなかったので保留中。アキバで仕入れよう。

R692i

MOVA R692i
防水ケータイ。それ以上何も言うことはないだろう。デュアルモード契約のMOVA担当。釣行時はコイツを使っている。日本無線製だが、これの後継機種がない以上MOVAが死ぬまで使わなければ・・・

M1000

FOMA M1000
日本では珍しいモトローラのケータイ。DocomoだとMOVAの101シリーズ以来かな?一見スライドケータイの様に思えるが、れっきとしたストレート?実はタッチパネルなのだ。ストレートで画面の大きさを優先するとこういうスタイルになるという見本。FOMAのくせにimodeが使えないが、フルブラウザでパスワード付きのサイトにも対応している。もち、ファイナルダムンの閲覧は充分に可能だ。モトローラだけあって?操作性は良くない。ただ、著作権保護のかかっていないMP3ファイルを着信メロディに平気で使える。「何が着うたフル」なのかは知らないが、これが真の着うたフルだと思う。

 

 

それにしても、ケータイが普及したおかげで釣行時のコミュニケーションも随分変わってしまった。一昔前ならハンディタイプのアマチュア無線で連絡を取り合っていたのだが、でも、それって電波法違反やん!(2006/6/25更新)

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