「えーっと、ちょっと間隔あいたけど、続き、やるぞ」

「Gamくん、ちょっとどころじゃないよっ、1年近く放置してたんだよっ」

「まぁ、そう言うなって、潤滑油を仕入れすぎて収拾つかん様になっただけやないか・・・」

潤滑油、全員集合
Gamくん、コレってどれくらいあるのっ
めんどくさいから自分で数えてくれ・・・

「ミキは別にいいけど・・・」

「次はやなぁ・・・、前、なにやったっけ?」

「ほら〜っ、Gamくん、忘れてるじゃんっ」

「おまえもな」

「忘れてなんかないもんっ、『オイルについてのエトセトラ』、だもんねっ」

「何編?」

「え〜っと、一時間目が『動粘度の巻』で二時間目が『基油の巻』だったよねっ」

「そしたら三時間目は?」

「うんっ、今回は『添加剤の巻』ってコトで、そのっ、・・・オイルに含まれてる添加剤についてのお話し、でいいんだねっ」

「おまえ、めっちゃ詳しいやんけ、ウチ、まだなにも言うてないのに」

「またそんなコト言ってる・・・」

「そしたらマジメにやるわ、まずは添加剤を入れる目的やな、ミキ、なんでかわかるか?」

「目的、目的っ・・・」

「・・・」

「そうだねっ、やっぱベースオイルだけじゃ足らない、みたいなっ?」

「具体的には、なにが足らん?」

「それはっ・・・」

「・・・正解はミキのアタマやな」

「あ〜っ、そんな言い方しなくてもいいじゃんっ、ホントにっ・・・」

「『基油の巻』でコメントしたけど、それぞれの基油には得手不得手があるやん」

「うんっ、確か、コレでいいんだねっ

基油
この表、もう一回紹介していいっ?
好きにしてくれ・・・

この表だと、ペケなのが苦手な項目で星印が得意な項目、ってコトだよっ」

「その能力を向上させるのが目的の一つやんね」

「うんっ、ミキの言った、足らない、ってのはそういうコトだもんっ」

「それ以外には?」

「えっ、まだあるのっ?」

「今度は能力じゃなくって取り扱い上の問題な」

「・・・」

「赤とか青に着色されてる油があるねんけど、これは着色することによって油種の判別が容易になるねんな、この色素も考え方によっては添加剤とも言えるわ、・・・ただ、色素は添加剤に含めない場合が多いと思うけど」

「じゃぁ、それって、どんなのがあるのかなっ?」

「具体的には油圧作動油やらATF、ガソリン等々・・・」

「ATFって、確か、『月刊ダムン!』で言ってた・・・」

「そう、オートマチックトランスミッションフルード、クルマの自動変速機の潤滑油兼作動油やね、それからこの着色にはもう一つ、油圧系統の油漏れ箇所の判別を容易にする目的がある」

「へ〜っ」

「透明より着色されてる方が判断しやすいやん、・・・そしたら次、実は全ての潤滑油に添加剤が含まれてるワケじゃないねん」

「添加剤のないオイルもあるんだっ」

「代表的なのがシリコーン油にフッ素油で、これはどっちも化学的に安定してるから添加剤が混ざらんのやね」

「そっか〜っ、安定してるのはいいコトだけど、そういう面ではよくないコトもあるんだねっ」

「そんな感じ、でも、もちろん例外があって、例えば防錆グレードのフッ素油の場合はフッ素油に混ざる特殊な防錆添加剤が含まれてるよ」

「前の時間でちょっとお話ししたよねっ、防錆グレードが手に入れば、って」

「そうやね、・・・あとはVG10やVG22あたりのスピンドル油で無添加の商品を見かけることがある」

「じゃぁ、ちゃんと見て買わないと、ってコトだねっ」

「でもな、結局のところ軽負荷やから、添加剤の有無ってどーでもえーかも知れんね」

「それじゃぁGamくん、わざわざこの時間で説明しなくてもいいじゃんっ」

「そうなんや?」

「だからっ、一言、『添加剤なんかあってもなかっても同じやんけ!』とか・・・」

「・・・それ、誰のマネ?」

「決まってるじゃんっ」

「もしかして、ウチのことか?」

「そうだよっ」

「でもな、ウチはこれについて説明する必要があると思うねんな・・・」

F-0スーパーコンク
俗に言う、高級リールオイルやな
それっ、変な言い方だねっ

「コレは『F-0』じゃんっ」

「『クラスターダイヤ』とか言うてワケのわからんもん入ってるやんけ」

「あっ・・・」

「おまえ、興味ないか?」

「っ・・・」

「そしたら『F-0』はあとでコメントするとして続き、・・・次は実際に添加剤としてどんな種類があるか、ってことやけど、めんどくさいからこれを見てもらう・・・

添加剤
コレっ、どうしたのかなっ
潤滑通信社ってサイトから無断でパクった

「なんか、添加剤っていっぱいあるっ・・・」

「そうらしいなぁ」

「Gamくん、『かび防止剤』とかもあるんだっ、オイルにもカビができたりするのっ?」

「工作機械の水溶性切削油のことかな?なんしか、この表は潤滑油全般について記述されてるから参考、ってことで次行こ」

「えっ、もういいのっ?」

「参考やから気にすんな、で、次はこれかな?油種によって必要な添加剤がそれぞれあるねんな」

「用途が違うから添加剤も違う、ってコトだねっ」

「うん、実際にはこんな具合で・・・」

添加剤その2
コレもさっきと同じでいいんだねっ
そうやね

「オイルの種類もいっぱいあるんだねっ」

「リールに使う潤滑油、ってのはいろんな種類がある潤滑油の中からリールに適した特性の潤滑油を代用するワケやねんな」

「リール専用、ってメーカー純正だったり、釣具屋さんで売ってるオイルくらい、なんだねっ」

「名目上はそうやけど、ここに列挙されてる潤滑油にはいろんな規格があるけど、リール用としての規格は存在しない、だからウチの偏った言い方になるけど『動粘度が低かったらなんでもええねん』みたいな・・・」

「それっ、なんかちょっと・・・」

「納得いかんみたいやな?」

「・・・Gamくんは、やっぱ軽負荷だから、ってコトになるのっ?」

「強いて挙げるとすれば上の表に軸受油ってあるやんね」

「真ん中ちょっと下あたりだねっ、コレなんてベアリングに使うとすれば、軸受油だからそうなるよねっ」

「軸受油の添加剤ってなにが入ってる?」

「そうだねっ・・・、酸化防止剤と摩耗防止剤、それに極圧剤にさび止め剤、消泡剤かなっ、あと、摩耗防止剤と極圧剤は三角だから場合によっては、ってコトだねっ」

「まぁ、こんなもんやろ」

「Gamくん、このっ、極圧剤、ってどんなのっ?」

「極圧剤はEP剤とも言うけど、エクストリームプレッシャーの略で、潤滑させる物同士を高い圧力を掛けた場合に油膜が切れて焼き付く、極圧剤はそれを防止するために高温高圧状態で金属表面に反応して皮膜を生成する、みたいなものらしい、詳しくは2番目の表を見てくれ・・・」

「う〜んっ・・・、でもっ、同じような添加剤が3つあるけど、違いがあんまりわかんないねっ」

「耐荷重添加剤は負荷が軽い順に油性剤、摩耗防止剤、極圧剤になるねんな、だから簡単に言うと『極圧剤はリールには間違いなく必要ない』って覚えといてくれればいい」

「やっぱ、Gamくんが前に言ってたけど、潤滑って技術はすっごくむずかしい、って・・・」

「確かに潤滑の理論って難しいけど、でも、釣り具レベルならそんなに悩むようなものじゃないと思う、これは何回も言うけど軽負荷、ってところに依存してる」

「・・・」

「・・・そしたらウチの独断と偏見でそれぞれの添加剤がリールの潤滑に必要かどうか評価したるわ、これでええやろ?」

「うんっ」

「用途はリールのボールベアリング潤滑、条件としては軽負荷高速回転、使用前後注油、水回り、オールシーズンくらいかな、他になんかある?」

「えっ、そんなのわかんないっ・・・」

「ははは、それはそう、そしたら行くで・・・

ウチの独断&偏見評価やとこんな感じになるわ」

「へ〜っ、独断と偏見の評価でもコレだとわかりやすくていいじゃんっ、・・・それでねっ、表の最後の固体潤滑剤がないけど、これはいいのかなっ?」

「固体潤滑剤の一例を挙げると例の『クラスターダイヤ』になるわ、せやからあとで説明させてくれる?」

「うんっ、・・・じゃぁ、あとはそのっ、市販の工業用オイルでGamくんが言ってる添加剤が含まれているのを選べばいい、みたいなっ?」

「もちろん動粘度を考慮する必要があるのは言うまでもないよね」

「え〜っと、確か・・・、VG32以下が目安、ってコトだったねっ」

「深溝玉軸受のメーカー推奨値は13センチストークス、でも、ベアリングと潤滑油の寿命を考慮すれば範囲は拡げた方が・・・、ちゅーか13センチストークスやとほとんどの油種が該当しなくなるからな、そしたら・・・」

「っていうか、コレだけっ?」

「添加剤を考慮すると、粘度指数向上剤が含まれてる潤滑油で動粘度が低いのってマジで限定される」

「じゃぁ、それを考慮しない場合ってどんなのがるのっ?」

「・・・

あと、添加剤に依存しない油種はここの表にはないけど、

こんな具合かな、ただ、ここに挙げた油種でも動粘度の範囲って結構あるから注意してほしい」

「こう見ると、ミキにはちょっとわかんないねっ」

「実のところ油種は気にせーへんでいいと思う」

「それっ、どうしてっ?」

「ちゅーか、そもそも工業用潤滑油は小分けなんかで売ってないから、現実的な話しをすると入手性の問題が発生するやんね」

「あっ、そうだったねっ、最初にお話ししてたもんっ・・・」

「それでも入手しようとするのはウチくらいマニアックなレベルじゃないとあり得んと思う」

「はははっ、まっ、それはそうだよね〜っ」

「そしたら・・・、自動変速機油はATFな、これは最初の方にもコメントしたからいいよね?」

「うんっ、でもっ、次の高粘度指数系作動油って?」

「これは航空機用作動油とも言うけど、航空機の油圧系統に使われる作動油で、低温環境下でも使えるように粘度指数を高くしてるんやね」

「飛行機って高い空を飛ぶから気温が低くなるっ・・・」

「そう、実際のスペックは動粘度がVG15クラスで、かつ粘度指数が350以上あるから、冬でも動粘度の変化が少なくってオールシーズン向きやわ」

「じゃぁ、ATFよりも動粘度が低いからリールにはそっちの方が向いてる、ってコトだねっ」

「ATFはVG32が最低ラインやけどこっちはVG15やから、入手できれば、って但し書き付きは付くけど」

「やっぱムリなんだっ?」

「例えばこんなん・・・」

Mobil AeroHF
MIL規格どころかNATOコード、正真正銘ミリタリースペックやぞ
それってリールに使うにはいいのかなっ?

「あはっ、・・・って言うか、Gamくん、ちゃんと手に入れてるよっ・・・」

「せやから言うたやん、ウチくらいマニアックやとこうなる、って」

「じゃぁ、コレはどこで買ったのっ?」

「次の時間で詳しく説明するわ、そしたら次やな・・・、今までは添加剤と油種を色々と見てきたけど、今度は固体潤滑剤についてコメントする」

「うんっ」

「さっきまで見てきた添加剤は液体でそれぞれの潤滑油に混ざるんやね、でも、今度の固体潤滑剤は名前の通りで固体やから潤滑油には混ざらなくって・・・、ちゅーか溶けない、って言った方が正しいのかな?」

「じゃぁ、要するに固体の潤滑剤がそのままの姿をしてる、でいいんだねっ」

「それでいいよ、で、この溶ける溶けない、ってのに着目する必要があるねん」

「え〜っと、・・・『F-0』だと容器の底にたまってるよねっ」

「『F-0』は使う前に容器を振って中身を撹拌する必要があるよね」

「そうだねっ、ちゃんと振らないと混ざらないもんねっ」

「工業用潤滑油にも固体潤滑剤、・・・例えば二硫化モリブデンなんかが含まれてるのがあるけど、そーゆーのって分散剤で潤滑油中に固体潤滑剤を均一に拡散させてるらしい」

「じゃぁ、工業用のオイルって振らなくってもいいんだっ」

「そしたらミキは据え付けてる機械の油タンクを常時振って撹拌するんや?」

「えっ・・・」

「『F-0』は手で1滴2滴注油することを想定してるから拡散させていない、これが考えられるわ、でも、固体潤滑剤を拡散させていない潤滑油をポンプで循環させる環境を考えると、流路には流れの強いところと緩いところが必ず存在するから、緩くなったり渦を巻いているところに拡散されていない固体潤滑剤が堆積すると思う」

「それはいいのっ?」

「えーことないよね、堆積した固体潤滑剤は仕事をしてないから結局のところムダやん、だからクルマのエンジンオイルなんかにテフロンの粉を混ぜることがあるみたいやけど、拡散させてない場合はそーゆーことが起こりえるわ」

「じゃぁ『F-0』はどうなのっ?、拡散させてないけど、リールだからポンプなんてないんだし・・・」

「ベアリングが回ることによって撹拌されると思う」

「それじゃぁ、あまり問題がないんだねっ」

「でもそれは遠心力の影響を受けるぞ、固体潤滑剤は潤滑油より重いから容器の底に堆積するやんね?」

「ベアリングが回ると飛び散っちゃう、ってコトっ・・・」

「固体潤滑剤が拡散してる潤滑油でも実際には摩擦面に固体潤滑剤が吸着してくれないとその効果を発揮できない、みたいなところがあって、拡散してない場合はどれだけの量の固体潤滑剤がベアリングのすきまに入り込んで仕事をしてくれるか、ってのが更に不確定要素になると思う、だから、拡散させていない場合はその効能書き通りの効果をちゃんと発揮してるか、って観点からすると拡散させてる場合に比べると劣るはず」

「ふ〜んっ、結局、そういうコトなんだ〜っ」

「比重の重い固体潤滑剤を潤滑油中に均一に拡散させて、さらにそれを摩擦面に吸着させる必要があるから、このあたりって技術的には高いレベルが要求されるらしいから固体潤滑剤って難しい、このレベルを釣り具業界に要求するのはムリなんやろか?」

「でもっ、オイルって釣り具業界が開発してるんじゃないよねっ」

「油脂メーカーとの共同開発、なんてもっともらしいコメントも見かけるけどその正体は不明、『デビルマン』のエンディングテーマかな?」

「えっ?」

「これやわ、『だーれも知らない、知られちゃいけーないー♪』みたいな」

「ぷぷぷっ」

「そしたら次、固体潤滑剤の種類やけど、おおまかに分けると柔らかいのと硬いのがあるわ」

「『クラスターダイヤ』はダイヤモンドだから硬い方だねっ」

「柔らかい方の代表は二硫化モリブデンとテフロンな、これはどっちも摩擦係数が低いから摩擦面に吸着させて滑りやすくする、って考えてほしいのと、あと、二硫化モリブデンは負荷が大きい場合でテフロンは軽負荷向きやねんな」

「リールに使う分にはテフロンの方がいいんだねっ」

「そうやね、で、テフロンが大きい負荷に向いてないのはテフロン自体が摩耗してしまうから、らしいわ」

「それじゃぁGamくん、リールオイルには二硫化モリブデン、・・・だっけ、それは必要ない、でいいのっ?」

「いらんやろ、少なくともベイトリールのベアリングには必要ないと思うぞ」

「ふ〜んっ、なるほどねっ」

「次は硬い方の固体潤滑剤で、例の『クラスターダイヤ』はこっちに含まれるわ」

「まずっ、『クラスターダイヤ』ってどんなダイヤモンドなのかなっ?」

「工業的には、粒子直径が1から10ナノメートルのめっちゃ微細なダイヤモンドのかたまり、かな、ナノって単位は10のマイナス9乗で、ミリが10のマイナス3乗、マイクロが10のマイナス6乗やからそのの次になるわ」

「すっごくちっちゃい、ってコトは何となくわかるんだけどねっ」

「メートルで表現すると10億分の一メートルやけど、0.0000000001メートル?なんしかワケわからんくらい小さいなぁ・・・」

「ははっ、あとは『クラスター』ってコトバが難しいよねっ」

「そしたらミキは『クラスター爆弾』って聞いたことある?」

「え〜っと、なんか、使っちゃダメ、みたいなお話しじゃなかったっけ・・・」

「戦場で敵を面制圧するにはこれがええねんけど、不発弾の影響が、みたいな話しで禁止な、つまらん・・・」

「・・・Gamくん、爆弾のお話しとどう関係するのっ?『クラスター』つながりなだけっ?」

「小さい爆弾を大量に集めて一つの大きい爆弾にしたのが『クラスター爆弾』、『集束爆弾』やねんな、だから『クラスターダイヤ』も『集束させてるかたまり』みたいな感じで考えてくれる?」

「それじゃぁ、すっごくちっちゃなダイヤモンドのかたまりだけど、それでもすっごくちっちゃい、でいいんだねっ」

「技術的にはこれもテフロンと同様で軽負荷向きになるわ」

「じゃぁ、リールにはいいんだっ」

「重負荷の場合、テフロンはそれ自体の摩耗が問題になるけど、『クラスターダイヤ』の方はメカニズムが違う」

「・・・」

「ダイヤモンドがものすごく硬い材質なのはミキも知ってるよね?」

「うんっ、それは誰でも知ってると思うよっ」

「そのめっちゃ硬い微粒子が摩擦面に吸着した状態で摩擦面同士に高い圧力を掛けて擦りあわせた場合どうなると思う?」

「う〜んっと、なんかっ、ゴリゴリいっちゃう、みたいなっ・・・」

「そう、極端な話しがヤスリと一緒で摩擦面を削ってしまうよね」

「じゃぁ、負荷が軽い場合はどうして大丈夫なのっ?」

「ダイヤモンドがベアリングの玉の役目をして摩擦係数を低減できるよ」

「あっ、そういうコトなんだっ」

「だから硬い固体潤滑剤は軽負荷向きやねんな」

「でもやっぱ、さっきのお話しじゃないけど、混ぜないとダメだから計算通りには行かない、みたいなっ・・・」

「『F-0』の場合は『クラスターダイヤ』云々よりもまず、動粘度のめっちゃ低いエステル油ベース、ってのが基本線やと思う」

「あっ、『F-0』ってエステルオイルなんだっ?」

「最近は『F-0イコールコンプレックスエステル』とかそーゆー表示見かけん様になったけど、昔はそんな表現してた気がする、処方が変わったんかな?」

「へ〜っ、そうだったんだ〜っ」

「これで『クラスターダイヤ』の効能って理解できた?」

「うんっ」

「そしたらミキ、この時間、質問なければ終わりにするけど、いいか?」

「そうだねっ、Gamくん、お疲れ様っ♪」

「次の時間はオイル編のまとめ、『銘柄の巻』ってことで実際の銘柄と入手方法についてコメントするわ」

「じゃぁ、いよいよ本題だねっ」

「ウチが仕入れた、簡単に入手できるのから超マニアックな潤滑油まで多種多様、怒濤のラインナップが楽しめると思う」

「みんなっ、期待して待ってていいんだよっ♪」

「でも、ネックはなぁ・・・」

「あ〜っ、Gamくん、放置は絶対にダメなんだからねっ!」

「ウチが仕入れた潤滑油に賭けて誓う!」

「あははっ♪」

(2012/8/26更新)

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