2006年石垣島・9/22メッキ殺・リターンズ編

いよいよ滞在期間も押し迫ってきた9/22はメッキ殺・リターンズだ。9/23の午後には大阪に帰るから、実質1日半しかない。管理人の一番不得手とする早起きしてメッキ殺に行く。日の出が6時半頃なのでそれに合わせて起きよう。7時には現場に到着しているはずだ。

6時半に目覚ましが鳴る。2度寝したい衝動を、意思の力で無理矢理ガマンして何とか起きる。とりあえずはタバコだ。ショートピースの強烈なニコチン&タール成分が体に染みわたる。さすがに朝の一本だけはいつもながらクラッと来る。体には相当悪いのだろう。でも、目が覚めた。メッキ殺に行こう。

Dioを飛ばして昨日見つけた排水口に到着する。誰もいない。海中を覗いてみると、魚が結構いる。今まで見てきたポイントの中では一番多そうだ。でも、排水の勢いは少なそう。ラ・フェスタ7gを落とし込んでもそんなに流されなくていけそうだ。とりあえずシャクってみる。背の茶色い魚が反応してラ・フェスタを追っかける。これはメッキだ。しかし乗らない。これは本土メッキでよくある状況、そのうち反応しなくなるだろう。こういった時はすぐに手を変えてみるのが正解だと思う。しつこくやっていると本当に反応しなくなるから。で、表層引きに変更するが追っかけてくる気配はない。表層は意識していないのかな?

ここでいつもならメタルジグを投げて沈める、それから底を意識してシェイクするのだが、今回は早めに手を変える。スミスのトラウト用ミノー、D-DIRECTにチェンジだ。このD-DIRECT、ヘビーシンキングディープミノーという謳い文句で深場のトラウトを狙うミノーらしいが、管理人はこれを底引きディープトゥイッチに使っている。メタルジグのシェイクに反応しないメッキでも、ミノーのトゥイッチにには反応する、こんな状況もままあるのだが、普通のミノーで高速トゥイッチを掛けるとすぐに浮き上がってしまい、なかなかレンジキープできないのだ。なのでこういった重い目のディープダイバーを使ってできるだけレンジキープさせる様な場合がある。あと、バス用プラグよりトラウト用プラグの方が高速リトリーブでもバランスを崩しにくい。いくらアイを調整しても高速リトリーブすると真っ直ぐに泳いでくれない。これも重要だ。

能書きはいいから、とっとと釣れ。充分に沈ませてから高速トゥイッチを掛けると、予想通りメッキが追いかけてくるのが見える。ここまでは計算通りだ。だが、Uターンしてしまう。やべっ、釣れんパターンやぞっ。ここで乗ったらメッキが炸裂する可能性は充分にあった。だが、乗らない。2〜3回同じことを繰り返すがそのうち反応がなくなってくる。本気でヤバそうだ。目先を変えよう。メタルジグにチェンジだ。ただ、普通にメッキで使うサイズではない。マリアオフィスのムーチョ・ルチア、それも25gだ。なので、普通にメッキを釣る竿だと確実にコントロール不可能、1号メッキ殺でもちょっときつい。この重さは本来なら中電・尾鷲発電所の排水口のように、流れのきついポイントを攻めるのに使う。とにかくシェイクしたあとできるだけ早く沈めて目先を変えるのだ。

ムーチョ・ルチアをシャクる。まだ反応はある。フォールさせる。ん、フォールにはついて行けないようだ。もう一発シャクる。いよいよ反応がなくなってきたぞ。うーん、ダメみたいだ・・・

その後、色々やってみたのだが完全に反応がなくなってしまった。これ以上やっても無駄なので引き上げよう。とりあえず、帰って朝食だ。次のことはそれから考えよう。

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朝食後、完全に寝込んでいたようだ。目が覚めると13時だ。朝早く起きても釣れない時は、たいがいこんなのだ。これをフテ寝ともいうのだが・・・。これからどうしようか?何もネタがない。海はこれ以上期待できそうにない。あとはミーバイか?それとも、当初の目的に戻ってコウタイを狙おうか?いずれにしてもこのままでは帰れんぞ。とりあえず釣具屋さんに行ってワームを仕入れよう。どっちを狙うにしても使うだろうから。

2インチグラブとジグヘッドを買い込んで釣具屋さんをあとにする。山に行こう。もう一度探索し直しだ。今度はブッシュを掻き分けてでも入ってやる。なので、竿はスーパートラウトに変更だ。

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昨日から気になっていたDioのスライドがひどくなってきた。四つ角だけでなく、カーブでもスライド気味だ。空気が抜けてきている気がするが、今はダムのすぐ手前まで来ている。一度、奄美大島でも原チャリがパンクしてひどい目にあったことがあるので、今回は素直に戻ろう。日産レンタカーで空気を入れ直してもらい、再度出発だ。

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またダムまで来た。だが、さっき空気を入れたDioなのだが、スライドが止まらなくなってきた。また空気が抜けてきている。恐らく、タイヤが何か拾ってしまったのだろう。台風のあとだから何を拾ってもおかしくはない。スライドが止まらずにガードレールが迫ってきたら、ガードレールを蹴飛ばせばいいのか?いや、恐らく骨折するぞ。マンガだけの話にしておこう。タイヤを点検するとクルマのガラスらしき物が刺さっていた。そら、あかんわ・・・。じゃあ、日産レンタカーに電話だ。だが、ここはダムの流れ込み、FOMAは圏外だ。またヤバくなってきたぞ。MOVAにしたほうが良かったのか?ちょっと戻らないと。タイヤはどうか?まだビートがリムから落ちてはいないから、ちょっとは走れそうだ。ダムサイトまで戻れば何とかなるかな?との思いを込めて、ゆっくりと、できるだけ前輪荷重の姿勢で運転する。

ダムサイトまで戻る。FOMAも圏内だ、助かった〜。じゃあ電話しよう。だが、電話に出ない。そうそう、台風で電話が不通になってたって言ってたのをすっかり忘れていた。なので、もう1件の日産レンタカーに電話して事なきを得る。あとは拾いに来るのを待つだけだ。

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30分ほど待っただろうか、ステップワゴンがやってきた。日産とは違うから、なんて思っていると、さっき見た日産レンタカーの兄ちゃんとオッちゃんが降りてくる。へぇ〜、ホンダの車やんか。ステップワゴンからDioを降ろしている。入れ替えだ、これで何とかなるだろう。だが、時間も結構押し迫ってきたぞ。排水に戻ってミーバイ狙いの方が良さそうだ。ここは一旦引き上げることにする。

入れ替えたDioの前のカゴの底が抜けているので竿が落ちそうで怖い。スーパートラウトのベイトロッドなんて本当に見かけないから、落とした日には発狂するぞ。ヤフオクでも見かけないだろう。なので、ゆっくり走って排水まで戻った。

再度、排水に到着した。またしても人はいない、ラッキーだ。ジグヘッドに2インチグラブをセットして海中を覗いてみる。底にミーバイらしき魚がいるが、大きさはそんなに大きくなさそう。まあいい、目の前にジグヘッドを落とす。すぐに反応があった。だが、合わせ損なう。このヘタクソめが。もう一回チャレンジだ、目の前に落とし込む。ちょっと動かしてみる。きた、合わせる、乗ったぞ!

ミーバイ
またしても小さいなぁ・・・

!なんてつけるほどの物ではない。でも、とりあえずはミーバイ。ヤイトハタの様な気がするが自信なし。そそくさと続けよう。

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ん?反応なくなったぞ。もうアカンのかいな・・・。もうええわ、帰ろうっと!ヤル気なくなったって。今日はろくなことがない、ホンマに・・・

今日のシェフの気まぐれメニューも忘れたし、明日は半日何する?何って、もちろんコウタイ・ファイナルアタック!今日みたいに早く起きる必要もないし、まぁ最後やから徹底的にリサーチしよう。おい、リサーチってどういう意味やねん!
最終日9/23コウタイ・ファイナルアタック編で勘弁してね。

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